信じなさい!は一昔前
一昔前までは、人を疑うものじゃないと言われていました。
人間を疑うんじゃなく、まず信じなさいと。
確かに、疑ってかかるよりも信じた方が、ストレスは軽減される様な気がします。
しかし、今の時代、信じた事により、大きな損を被る事だってあります。
信じなさい!は、もはやきれい事です。
しかし、誰も信じないのは、これもまた問題で、人間不信です。
必要以上に重くのしかかるストレスに、外出さへ億劫になります。
したがって、
信用するしないは人で使い分け、損を回避する必要があります。
自分は信用されてるか
ほとんどの人間は、信用できる人間です。
しかし、信用できない人間がいるのも事実です。
当然の事として、飛び込み営業なんかは、まずは疑ってかかりますよね。
周りの人の事を考えて見ます。
すると、2,3人は簡単に見つかります。
付き合いはあるけど、完璧には信用していない、これはどこでもゴクゴク身近にある事です。
自分自身はどうか?果たして信用されているのでしょうか!!?
う~ん、分かりませんね。
知り合いに、「ねぇ~私の事!信用してる?」って聞くのも変な気がします。
信用を失わない為には、人を裏切る様な事はしない!!という心がけが必要なんでしょうね。
ところが、人を裏切るなんて信じられない!!と考えている人間が、知らない間に人を裏切っている事があります。
優しい、セカセカ慌しい人間に、多いでしょうか。
知らない間に人を裏切っている人間
なかなか気付きませんよ。
自分が、人を裏切っているなんて。
そして、信用されなくなっているだなんて。
例えば、こんな事で、知らない間に人から信用されなくなります。
17:00には終わりますと約束しています。
ちょっと長引きそうで、17:00には間に合いません。
長引くのはちょっとだけなので、約束した相手には連絡しませんでした。
17:05、「今終わりました」と連絡します。
快く「ありがとうございました」と、約束を取り交わした両者の機嫌の変化はありません。
ところが、事実17:00という約束を破っています。
人間は、約束を破らるのは、心地よく思いません。
これが、繰り返されると、あの人は信用できない人間という事になります。
もちろん、事の大きさや頻度にも関係します。
初デートの様に事が大きければ、約束破りは1発アウトだってありえるでしょう。
しかし、約束した事でも、急遽守れないという事は、割りと頻繁に起こり得ます。
その時、
「ちょっとくらい、いいかっ」は、自分感覚です。
約束を守れない、かもしれない時点で、連絡する事で、相手の気持ちを損なう事はありません。
こんな事でも信用は失われます。
テストをしていました。
「これやっても良いですか?」という問いに対して、慌ててた事もあり、分からないながらに「やってみてもいいんじゃない!!」という回答をしました。
この回答を信じてやりました。
失敗しました。
失敗の影響範囲は大きく、大失態となりました。
二度と信じるかという気持ちで、いっぱいになりました。
聞く相手を間違えました。
賢いやり方は、信用するしないは、人で使い分ける事だったんです。
誰の言う事でも信じていたために、大失態という損をしました。
人間は、権力のある者の言う事は、信じる傾向にあります。
学校では、先生の言う事を信じたと思います。
職場では、社長が言うからと、間違ったやり方も正しいやり方に変わる時があります。
病院では、医者の言う事を丸飲みにしがちです。
信用するしないは、権力ではなく、悪までも人で使い分ける必要があります。
何が正しくて何が間違いか
人間は年齢を重ねれば、経験が増えていきます。
人を信じる事は大事ですし、ほとんどの人は信用できるのもまた事実です。
信じる事は大事ですが、1番大事な事は、自分の経験と照らし合わせ、最後は自分で決断するという事です。
自分で決断していれば、信用してしまった為に損をした!これも経験になります。
信じ込んでしまって、何が正しいかも分からない状態になってしまっていたんでは、ある時!気付いた時には、既に遅く、莫大な損をしているかもしれません。